ちょっとしたリマインダー的おせっかい

「今日、朝、アンケートですよね。」「尿検査の二次検査キット、配布日ですね。」
こんな声かけを、意識してやっている先生がいます。
「ちょっとしたリマインダー的おせっかい」です。

私の首謀するサークルで発行している季刊ミニ冊子「いぶき」に、曽我洋王先生が、「学校のリマインダーになる」という原稿を載せていました。 私には、このような発想がなかったので、ひどく感心したのでした。

曽我先生は、朝早めに行って、仕事をこなすタイプの先生です。
そこで、同じ学年を組んでいる先生、同じブロックの先生、交流級として関わる支援級の先生・・・、様々な先生に話しかけるのです。

・今日、教材費の集金の袋、渡す日ですよね。
・先週配られたプリント、今日配布日ですね。
・尿検査の二次検査キット、配布日ですね。
・今日、朝、アンケートですよね。
・今日、朝、集金ですね。
・今日、昼休み、代表委員会ですね。
・今日、昼、縦割り班遊びですね。
・明日、配布の家庭訪問一覧表、回議しました?
・給食試食会の申し込み、締め切りですね。
・今日、2時間目の交流、お願いします。
・今日の体育は、運動場です。

こう話しかけることで、自分も安心するし、言われた人も安心できると言います。
時に、逆に、話しかけた先生から、教えてもらったり訂正してもらったりすることもあります。

曽我先生は言います。

「毎日のちょっとしたリマインダー的おせっかいが、学校全体の安心感と仕事の能率を上げると思います。」