貸し出し用のなわとびを用意しておく

1年生を担任して、なわとびシーズンになって困るのが、幼稚園や保育園で使われていた綿の縄のなわとびを使う子がいたことです。 なわが回る勢いがなく、二重とびはもちろん、あやとびもなかなかできるようになりません。
私は、学級通信や保護者会で説明して、なわとびを買い換えるようにしてもらいました。

本当は、なわとびの柄の部分が長い方が、二重とびやあやとびがやりやすいのです。
東京教育技術研究所で販売している、「スーパーとびなわ」「とびなわキング」を使うことが、なわとび上達の近道です。

とはいえ、勧めても、みんながみんな購入するわけではありません。
そこで、私は、スーパーとびなわを20本ほど貸し出し用に用意して、借りたい子供に貸し
ていました。

口コミ?でスーパーとびなわの跳びやすさが広まり、二重とびやあやとびに取り組み始めた子が、「先生、貸して」と言いにくるようになるのが常でした。

私と同じことを、教育トークライン11月号に、河野健一氏が書いています。… 続きを読む

すべての試験勉強で役立つチェックシステム

算数テストで、平均90点、95点を達成するための重要なポイントがあります。
それは、「子供が、どの問題ができていて、どの問題ができていないか、を把握しているか」ということです。
「この問題はできた、この問題は間違えた」とわかっているか、なのです。

もちろん、教科書にはたくさん問題がありますから、それなりの仕組みが必要です。
それは、問題をやった後、

できた問題には「できた印」 /
できなかった問題に「できなかった印」 レ

をつけさせる仕組みです。… 続きを読む

あまり家で復習などしない教科の教科書やノートは教室に置いておく

いちいち、すべての教科書とノートを持ち帰らせることで、ランドセルが重すぎて大変だと、保護者からの批判を浴びています。
今はこの論議は下火になったとはいえ、また、新学期になって、新1年生が入学する頃になると、この論議は復活すると思います。

私は、あまり家で復習などしない書写や道徳など、教科書やノートを教室に置かせていました。
そして、なんの不都合もありませんでした。
かえって、うまくまわっていたと思います。

私と同じことをしていることを、教育トークライン11月号に、久野歩氏が書いています。

久野歩氏は、教科書やノートを、ダンボールに入れたり、教室のロッカーの一つを使って保管しているのです。私も同じようにしていました。 おそらく、私や久野歩氏だけでなく、多くの人がやっていると思うのです。

そう、いったん家に持ち帰ったら、もう決して学校にもってこないという、忘れ物の王様みたいな子がいます。
こちらは、そのたびにイライラしますし、その子も忘れることで、自尊感情をすり減らすことになります。… 続きを読む