「憮然」若い人の方が本来の使い方をしている

10/29に、文化庁が「平成 30 年度「国語に関する世論調査」の結果の概要」を発表しました。
このうち、特に、話題になったのが、「どちらの意味だと思うか「憮然」「御の字」「砂をかむよう」」でした。

「憮然−ぶぜん」はどちらの意味だと思うか。
(ア) :失望してぼんやりとしている様子
(イ):腹を立てている様子
(ウ):(ア)と(イ)の両方
(エ):(ア),(イ)とは,全く別の意味… 続きを読む

「変形労働時間制」実施で、心配な点

「変形労働時間制」実施で、心配な点がイメージできますか。
今日は、その心配な点をあげてみます。

まず、この「変形労働時間制」は、働き方改革ではないということです。

忙しいときは勤務時間が延長されるだけで、業務量が減るわけではありません。
また、勤務時間が減るわけでもありません。
今回の教員の変形労働時間制は、残業の実態に合わせて勤務時間を延長するものなので、なんら「働き方」改革ではありません。

次は、現行で、例えば、8:30〜17:00となっている勤務時間が、忙しい時期には、8:30〜19:00まで等となる可能性があります。 これって、けっこう長い勤務時間です。

ここで懸念されるのは、遅くに会議が設定されるかもしれないということです。
私が教務主任のときは、勤務時間外に、会議を入れることは一切ありませんでした。きっちり、やっていました。… 続きを読む

「変形時間労働制」って?

制度設計が実態に合わなくなってきている「給特法」。
その改正案が、文部科学省によって国会に提出されようとしています。
その給特法改正案の柱が、「変形労働時間制」なのです。

文部科学省は、
・部活動、授業準備なども勤務時間に含め、タイムカードで管理
・部活指導員、授業準備などを手伝うスタッフや外部人材を拡充
・教員向けパソコン配備をすすめ、業務を効率化
と働き方改革を訴えていて、それはそれで、まっとうなことだと思います。

その上で、このような改正案を提案しています。

・1年単位の変形時間労働制の導入… 続きを読む