4月、交流級での授業を支援級で「予習」しておく

4月になって、新しい学年になって新しいクラスになり、あたらしい学習がスタートします。
それは個別支援級でも同じです。しかし、一般級とは違った悩みもあるのです。

それは、新たな交流級が決まって交流学習もスタートするのですが、慣れない交流級の子たちとの関係づくりとともに、慣れない学習内容が待ち受けているということです。 個別支援級の子にとっては、慣れないことが二つあって、二重の負担がかかります。

ですから、川口里佳氏は、4月、個別支援級において、交流級での学習内容を「予習」としてやっていくことを推奨しています。

例えば、音楽が交流級での学習になるとしたら、音楽専科の先生に何をやるのか、どんな流れでやるのかをヒアリングしておいて、それを支援級で「予習」しておくのです。 音楽の授業が、「ゆかいにあるけば」で始まり、次に「今月の歌」、次に・・・と流されていくことを専科の先生に聞いて、その通りに音楽の授業をやってみせます。

こうすれば、支援級の子は「本番?」の交流級の授業を、安心して受けることができます。

ぜひ、支援級の子が、ぶつけ本番にならないように、少しでいいですから、交流級の先生や専科の先生に話を聞いて、「予習」をしておくことを勧めます。… 続きを読む

音と匂いの感覚過敏

発達障害で感覚過敏の妹の様子を書いた小4の子の作文が、第69回全国小・中学校作文コンクール 文部科学大臣賞になりました。

読売新聞 第69回全国小・中学校作文コンクール 文部科学大臣賞3点の要約
http://em-tr270.com/L90494/b300/17931

作文の出来栄えもそうですが、このような「知覚過敏」(感覚過敏)の子がいるのだと、よく理解して対応したいです。

「家族で花火を見ていると、ガタガタとふるえてパニックになった。呼んでいるのに返事をしてくれない。レストランに行くとにおいで吐く。」

音、そして、匂いに過敏なのです。
でも、妹はどのように聞こえているのか、わかりません。… 続きを読む

卒業文集をパソコンで書かせる

六年生担任をしている私の知り合いの先生が、卒業文集をパソコンで書かせたと言っていました。学年・学校として了承されてやったのです。 一瞬「えっ」と思いましたが、確かに、卒業文集を書く子どもと指導する(訂正?する)教師の負担を考えると、それも大いにありと思いました。

手書きのよさはもちろんありますが、ローマ字入力等のPCスキルを身につけさせることは重要なことなのです。

やり方は、以下のようです。

1 手書きでノートに下書きをする
2 教師が赤を入れる
3 パソコンで打ち込む… 続きを読む