悲観的に考えがちな人は、どう考えたらよいか

昨日、セリグマン博士の楽観的説明スタイルと悲観的説明スタイルについて、話したので、もう少し詳しく説明します。

皆さんは、自分がどちらのスタイルに近いか、考えながら読んでください。

楽観的説明スタイルは、良い事が起きた時、原因を内的(自分のせい)、永続的(ずっと続く)、普遍的(あらゆる場合で)に捉えます。 そして、悪い事が起きた時は、原因を外的(他人のせい)、一時的、限定的に捉えるのです。

一方、
悲観的説明スタイルは、良い事が起きた時、原因を外的(他人のせい)、一時的、限定的に捉えます。
そして、悪い事が起きた時は、原因を内的(自分のせい)、永続的、普遍的に捉えるのです。

物事の原因を真反対に捉えようとするのが、楽観的説明スタイルと悲観的説明スタイルです。

どちらの説明スタイルがパフォーマンスがよいかと言うと、もちろん楽観的説明スタイルの持ち主です。
営業の契約では、37%も多く契約を勝ち取っていたのでした。… 続きを読む

楽観的説明スタイルの説明がストンとこない

「マインドセットを学ぼう」のオンラインセミナーで使おうと思って、調べていたことがセリグマン博士の「説明スタイル」です。
結局、自分の心の中にストンと落ちなくて使わなかったのですが、もったいないので記しておきます。

セリグマン博士の「説明スタイル」とは、楽観的な思考と悲観的な思考の人の特徴を示すものです。

楽観的な思考をする人は、良いことがあった時、自分のがんばりが報われたのだと成功の原因を自分のせいだと思います。
けっして「運がよかったから」「あの人がいたから」とは考えないのです。

こうした物事の捉え方を説明スタイルと言うのです。

もう少し詳しく言うと、こうなります。

楽観的説明スタイルは、良い事が起きた時、原因を内的(自分のせい)、永続的(ずっと続く)、普遍的(あらゆる場合で)に捉えます。 そして、悪い事が起きた時は、原因を外的(自分以外のせい)、一時的、限定的に捉えるのです。

私がストンと思えなかったのは、悪い事が起きた時、自分以外のせいにすることです。… 続きを読む

硬直マインドセットを認めざるをえない部分がある

先週の金曜日と土曜日に、オンラインセミナー「マインドセットを学ぼう」を開催しました。
どちらも四人の方に参加していただいて、講座をやりながら、ぼどよく情報交換してもらいました。
私にとっても、参加する方にとっても、このくらいの人数がフィットしている感じがします。

さて、レベルアップマガジンでブックレビューしたことがあるので、ご存知の方も多いでしょうが、マインドセットには二つのタイプがあります。 ちなみに、マインドセットとは、信念とか思い込みとか、そういう思考の癖・パターンです。

一つは硬直マインドセットです。自分の才能・能力は固定されたもので、変えることはできないと信じています。
もう一つは成長マインドセットです。自分の才能・能力は努力によって変えることができると信じています。

本の著者ダックワースは、もちろん硬直マインドセットを否定し、成長マインドセットを推奨しています。

しかしながら、私は硬直マインドセットを否定しつつも、認めざるを得ない部分があると考えます。
私は、自分の硬直マインドセットや資質を自覚し、その欠点を補うような方策をとれる成長マインドセットを目指してもらいたいのです。… 続きを読む