個人面談の組み立て

今年は、コロナウイルス対策のために家庭訪問を実施する学校はほとんどないと思いますが、個人面談を実施する学校は多いと思います。 やはり、担任した子供を育てていくに当たって、基礎情報を極力手に入れておくべきだし、保護者との信頼関係を面談を通して作っていくべきです。

そうは言っても、当然限られた時間の中での面談です。一人当たり15分〜20分というところでしょう。
これが、なかなかコントロールできずに、時間内で面談が終わらず、のびのびになって次に待っている保護者に迷惑をかけたことはないでしょうか。

個人面談の組み立てを、教育トークライン2020年7月号に井戸砂織氏が、このように紹介しています。

1 まず、保護者に、気になっていることなどがあれば言ってもらう。
2 教師が子供の良いところを具体的にたくさん伝える。
3 一つだけ、これからの課題を伝える。
4 帰り際に「先生が褒めていた」と・・さんにお伝えくださいと言う。

私は、若い頃、「1 保護者に、気になってることなどあったら言ってもらう」ことを、一番後ろにやっていました。
ある保護者は、最後になって長々と自分の子供のことを話しました。面談の時間は伸びて当然なのです。

保護者に最初に話してもらうことで、保護者が長く話した場合は担任がテキパキと話せば良いし、短く話したなら担任は子供の良かったエピソードを多く語っていけば良いのです。

ぜひ、面談の最初に気になっていることを話してもらって、時間をコントロールしてください。

もちろん、その面談時間の中では、十分話ができないような込み入った話の場合もあるでしょう。
その時は、その日は時間で打ち切り、後日、別の機会を作って面談を行うことがよいです。

教育トークライン2020年7月号
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