挙手だけに頼らない

これまで他の学校の研究授業を数多く見ていますが、教師の問いに、挙手して答えるのは、優等生や話の上手な子ばかりです。
多くの子は黙っていて、手も挙げないし、じっと下を向いたままなのです。
こうして1時間、何も話さずに授業が終わってしまいます。

こんな授業を見て、すごく残念な気持ちになった事が何度もありました。

結局、挙手だけに頼るとそのような、優等生中心の授業になってしまうのです。
そのような偏りは、起こるべくして起こっています。

ということは、挙手だけに頼ってはいけないということです。
私は、挙手による発言だけでなく、機械的な列指名もかなりの頻度で行っていました。
ざっと、1日に2回くらいはやったと思います。
この方法だと、全員にまんべんなく当たります。… 続きを読む

「精神的幸福度がワースト2」の内容は?

9月3日に「精神的幸福度がワースト2」という先進国の若者幸福度ランキングが発表されて、日本の子供は心がボロボロだという主旨のニュースが流れています。

確かに、「精神的幸福度がワースト2」とだけ聞くと、日本はひどい国という印象をもちます。
でも、こういう時は原典に当たって確かめた方がいいです。
http://em-tr270.com/L90494/b300/110551

精神的幸福度とは、「Mental well-being」です。

これは、次の二つの指標をもとに決めています。
まず、PISA調査2018の次の問いの平均値です。
「全体として、あなたはあなたの最近の生活全般に、どのくらい満足していますか。スライダーを該当する数字に移動させてください。」 日本は平均値6.2で、調査のある33か国中32位です。… 続きを読む

iPad によって連絡帳を記入する

ICT を駆使して、事務作業を軽減する動きが様々な仕事で進んでいます。他の所でできるのですから、学校ができないわけがありません。

川崎市の「すこやか諏訪保育園」では、 iPad によって連絡帳を記入しています。スマートフォンに慣れた保育士さんたちは、簡単な手つきでどんどん入力しています。 おまけに、 iPad では写真も気軽に撮ることもできますし、「記録が楽になった」とみんなが言っています。

保育園では、この連絡帳業務がとてつもない負担になっていました。 iPad … 続きを読む