読書好きな子にするための褒め方の戦略

さて、読書好きな子にするためにどう褒めて行ったら良いか、その戦略を探っていきます。
ただ、ここでの戦略の対象は、保護者である、お母さんお父さんです。先生でありませんので、その点はご承知おきください。

第一の戦略は、「小さなことで褒める」ということです。

本を一冊読み切ったら褒めるというのは、大きすぎます。
本を読むことが苦手な子は、なかなか興味を持てませんし、読むのにも時間がかかるし、本当に苦労しています。その苦労を考えたら、本を一冊読み切るというのはマラソンを走り切るイメージです。とてつもなく長いです。 そうではなくて、目標を50M走ぐらいに短くします。

具体的には、1ページ読んだら、すごいと褒めましょう。
もっと極端なことを言ったら、本の帯を読んだだけでよいと思います。

お母さんと一緒に1ページ読んだら、たくさん褒めてほしいです。
とにかく、本を丸ごと読んだら褒めるのではなくて、その時に読んだ小さな前進を褒めていきます。… 続きを読む

「ためになる本よりも面白い本」

読書好きの子にするために、どんな本を勧めたら良いのでしょうか。

もうほとんどいないと思いますが、 良書と呼ばれる本を子供に勧めて、「これはとっても良い本だから読みなさい」と言う人がいます。 しかし、そのような良書を勧めても、そんなに読書好きにはならないと思います。

私は、感動的でためになる良書をすすめることを、完全に否定はしません。
それでも、

「ためになる本よりも面白い本」

を勧めます。

私だけでなく読書好きという人は、小学校中学校のどこかで、ただただ面白い本を読みまくる時期を持っています。
ためになるという理屈ではなく、面白いから「はまってしまって」読みまくるのです。… 続きを読む

YouTubeを規制することが、読書好きな子に育てる大きな環境整備である

さて昨日は、読書好きな子供にするために、面白そうな本が手元にある環境を作ろうという話をしました。
しかし、これだけでは読書環境づくりとしては、足りません。

それは変な言い方ですが、本よりも圧倒的に刺激的なYouTubeを規制することです。
もちろんYouTubeは代表選手で、テレビやゲームもそうです。

YouTubeを見ることができない、もしくは、YouTubeを見る時間が制限されている、そんな環境を作ることが、子供が読書好きになる可能性を高めます。

だって、YouTubeと本を比べたら、わずかな努力で、次から次へと刺激的なコンテンツを与えてくれるYouTubeが圧倒的に強いからです。

これを子供任せにして、いくらでも見せていると、子供が本好きになる可能性はどんどんどんどん減っていきます。

私は、自分の息子達に、あんまり規制はしない父親でしたが、唯一、ゲームだけは持たせませんでした。テレビゲームやファミコンのたぐいは、一切なしとしていました。 それは、テレビゲームはファミコンがあると、読書だけでなく、勉強やその運動などをやらなくなってしまうと思ったからです。

息子達からは、特別、テレビゲームがほしいとかファミコンを買ってくれとかっていう申し出はありませんでした。… 続きを読む