教室では、様々な問題行動が起こります。
よく、「こんな子供の問題行動があって困っているのですが、どうしたらよいでしょうか。」「子供がこんな困ったことをしたら、先生だったらどう対応しますか。」と質問されるのですが、なかなか答えられるものではありません。
それは、あくまで「個別」の案件だからです。
対象となる子供が違い、その子の抱えている悩みや障害は1人1人違うのです。
ですから、「こうした方がいいだろう」のような私の当てずっぽうのコメントに期待するのではなく、「まず、その子が何を望んでいるか探ってほしい」と思っています。
子供が問題行動を起こす場合、その行動の目的は4つです。
1つ目は、「要求」です。
その行為をやることによって、あるものやサービスを手に入れるのです。
例として、幼児が駄々をこねて、お菓子を手に入れたり、お母さんと一緒に遊んでもらったりすることがあげられます。
2つ目は、「逃避」です。… 続きを読む