ある社会のセミナーにおいて、村野聡氏から、日本とアメリカの歴史授業における発問の違いを教えてもらいました。
「日本の教師とアメリカの教師では、それぞれどんな発問が多いのか」
という研究です。
元のデータは、渡辺雅子氏の著作です。
それによると、
日本の教師は、「How」「どのように」という発問が多かったのです。
これは、どんな順序に出来事が起こっていくかという「過程」を問うていて、通史的に出来事が起こった順に学んでいくことになります。
一方、
アメリカの教師は、「Why」「なぜ」という発音が多かったのです。
これは、ある時点から遡って「因果関係」を問うていて、結果から時間を遡っていくように学んでいくことになります。… 続きを読む