日本とアメリカの歴史授業における発問の違い

ある社会のセミナーにおいて、村野聡氏から、日本とアメリカの歴史授業における発問の違いを教えてもらいました。

「日本の教師とアメリカの教師では、それぞれどんな発問が多いのか」

という研究です。
元のデータは、渡辺雅子氏の著作です。

それによると、
日本の教師は、「How」「どのように」という発問が多かったのです。
これは、どんな順序に出来事が起こっていくかという「過程」を問うていて、通史的に出来事が起こった順に学んでいくことになります。

一方、
アメリカの教師は、「Why」「なぜ」という発音が多かったのです。
これは、ある時点から遡って「因果関係」を問うていて、結果から時間を遡っていくように学んでいくことになります。… 続きを読む

グッドニュース 35人学級

学校関連で、グッドニュースが流れました。
それは35人学級が来年度から5年をかけて実施されることが閣議決定されたというニュースです。5年後は小学校のすべての学年で35人学級となるわけです。

35人学級になったら、具体的にはどうなるか。
70人の学年だったら、2クラス。35人と35人です。
71人の学年になったら、3クラス。24人と24人と23人になるのです。

私は24人というクラスを担任したことありますか、机の列が3列ですみます。机と机が開いて、通りやすいことこの上ありません。

逆に、6年生で40人学級、4年生で45人学級を経験したことがあります。
こうなると、教室はぎゅうぎゅう詰めです。通り道を確保するのが精一杯です。

諸手をあげて、35人学級に賛成、大歓迎です。
とにかく、人数が少ないほうが「余裕」があります。… 続きを読む

オンラインのコーチングも微笑みを忘れないで

オンラインでコーチングを受けていて、なぜか落ち着かない気持ちになってきました。コーチングを受けたというのに、苛立ちと言うか、心にささくれが出てきたようでした。

コーチングが終わってから、つらつら考えてみました。

そして、分かりました。
なぜ、落ち着かない気持ちになるかというと、目の前にずっとコーチの笑顔のない無表情な顔があり続けたからでした。

リアルの普通の状態だったら、その無表情な顔から視線を外したりすることもできるのですが、オンラインですと目の前に顔だけがありますから、そんなこともできません。 無表情な顔から逃げることができないのです。

その逃げる事のできなさが嫌な感じ、落ち着かない感じになって、コーチングが終わっても残っていたのです。

自分の心を突き詰めて見ると、コーチの無表情な顔から、応対している私の存在を承認しているというサインを感じることはできないのです。 承認ではなく、観察しているというサインを感じました。

「あなたはそれでよいのです。うまくいかなくても、弱くてもそれでよいのですよ。」… 続きを読む