早生まれ、遅生まれ

私事ですが、私の息子夫婦に子供が生まれました。
3月の年度末の時期に生まれたものですから、「早生まれだね」と話題にしています。

ところで、3月生まれの子は、同級生より誕生日が遅く来るのに、なんで「早生まれ」と言うのでしょうか。
不思議に思う人もいると思います。

学校教育法では、このように就学について定められています。

第17条 保護者は、子の満六歳に達した日の翌日以後における最初の学年の初めから、満十二歳に達した日の属する学年の終わりまで、これを小学校、義務教育学校の前期課程又は特別支援学校の小学部に就学させる義務を負う。

ですから、1月1日から4月1日までに生まれた子は、満6歳になったばかりの年の4月1日から入学になるので「早生まれ」と言われるのです。

一方、
4月2日以降に生まれた子、翌年の入学になるので「遅生まれ」とされます。

この捉え方ではなく、「同じ学年の子の中で早く誕生日が来る」と勘違いして捉えるから不思議に思うのです。

ちなみに、4月1日生まれについて、文科省ではこのように説明しています。
https://em-tr270.com/L90494/b300/112701

「それでは、満6歳に達する日とはいつなのでしょうか。年齢の計算については、年齢計算ニ関スル法律と民法第143条によりその考え方が示されており、それによれば、人は誕生日の前日が終了する時(午後12時)に年を一つとる(満年齢に達する)、とされています。これを4月1日生まれの子に当てはめると、誕生日の前日である3月31日の終了時(午後12時)に満6歳になることになります。」

このように、4月1日生まれは3月31日の終了時に満6歳になっているので、4月1日からの入学なのです。

とにかく、早生まれでも遅生まれでも、息子夫婦の子として、この世に生まれたことに感謝したいです。