世論は「よろん」or「せろん」?

今日も、昨日に引き続いて、言葉の?についてです。
今回、私の意識に引っかかったのは、「世論」という言葉をどう読むかです。
「世論」は、「よろん」と読むのか「せろん」と読むのか、どちらなのでしょうか?
私は、いつもどちらか迷っていました。
だって、話の中やニュースの中で、「よろん」と言っていたり、「せろん」と言っていたりしているからです。

決着?をつけるために調べてみました。
「社会人の教科書」
https://em-tr270.com/L90494/b300/112951

結論から言うと、「世論」は「よろん」とも「せろん」とも読めて、実態として現在は「よろん」と読むことが多いということです。

もともと、「よろん」は「輿論」と書かれていて、「 人々の議論あるいは議論に基づいた意見」を表していました。
しかし、「輿論」の「輿」という字が昭和21年に公布された「当用漢字表」に含まれなかったので、「世論」の表記が代用されたのです。 こんな経緯があって、「世論」に「よろん」の読み方が加わったのです。

一方、「世論」(せろん)は「世間一般の感情あるいは国民の感情から出た意見」を表していて、本来は「せろん」と読みます。
ですが、現在では、明確な区別はなく、ごっちゃに使われているのが実情なのです。

ちなみに、NHKでは「よろん」と読み、民放では「よろん」と「せろん」の両方で読んでいるとのことです。

さて、私はどうするか。
私は、これから「よろん」の一択で読もうと思っています。