子供達の中に、マイナス発言を繰り返す子が時にいます。
「うざっ」「うざい」「だるー」「めんどくさい」などという子です。
そんな子たちに、どう対応していけばよいのか、長谷川博之氏が教育トークライン2021年6月号において、「予防」を中心にしたやり方を提示しています。
長谷川氏は「先手」と言っています。
そんな「うざい」という言葉が出る前に、先回りして釘をさしておくのです。
(もう5月の終わりですので、もう遅いという方もいるかもしれませんが、この「先手」の考え方を覚えておくと、来年度以降ずっと使えます。)
長谷川氏は、授業中の望ましい行動をあらかじめ伝えるとしています。
・間違いを恐れずに挑戦する。
・たとえ間違えても成長するまで修正を重ねる。
・級友のチャレンジを認め励ます
・学級集団の指揮を上げる言動を進んで行う。
などです。
そして、このような行動をとったその場で認め褒めていくのです。
その上で、先のマイナス発言も含めた望ましくない行動も、あらかじめ示しておくのです。
ここでのポイントは「言い方」です。
・「こういう生徒がいたのだけれども」
・「過去にこういう言動があったのだけれど」
と、 ここは「ユーモラス」に話すのです。
子供から笑いが起こったら、「こういう行動は、学校、授業にふさわしくない」と伝えた効果は絶大です。
ぜひ、様々な場面で「先手」という予防的指導を行ってください。