読書感想文とは、あらすじを紹介することではない

昨日、2年ぶりに、リアルで読書感想文と理科実験の講座をやってきました。
子供相手に、私達のNPOとある図書館が連携して、講座を開催したのです。

いやいや、子供たちはみんな熱心に参加してくれ、やってよかったと思いました。

ところで、毎年、読書感想文講座は募集開始に合わせてあっという間に埋まってしまうのですが、今年は、理科実験講座が人気で、読書感想文講座の人気はいま一つだったとのことでした。

これも、コロナ禍もあって、読書感想文を夏休みの必須の課題としない学校が増えているからだと思います。

読書感想文というのは、学校のカリキュラムにないジャンルです。
要するにあまり教えていないのです。
それを、宿題にするのは、子供・保護者に丸投げしているので、私は必須の宿題とせず、「できたらやってらっしゃい」ぐらいがちょうどよいと考えていました。

ですから、今年の状態は、まあ、ほどほどでよいと思っています。

さて、… 続きを読む

話を聞いてあげることで満たされる

コーチングの仲間との研究会で、「聞く」ことが話題になりました。ひたすら「聞く」ことで、相手の心が満たされていくのだと再確認しました。

コーチングって、とにかく「聞く」のです。普段の会話と違って、話題をキャッチボールすることはありません。
相手の話に口を差し挟むことなく、ひたすら「聞く」ことに徹します。

もちろん、様々な技法や質問を相手に投げかけて、気付きを促しますが、それよりも、相手の話を聞いてあげることで、相手が安心し、気付き、変わっていきます。

相手は、コーチに話すことで自分の曖昧だった考えを確認し、思いがけない自分の気持や考えに気づいていきます。
それは、不思議なことで、コーチとして特に何もせずに、ひたすら話を聞いてあげると、「すっきりしました」「もやもやが晴れました」と言ってもらえるのです。

これって、教室でもきっと同じです。
子供の話を、頷きながら、ひたすら聞いてあげる場面があってもよいのです。
話を聞いてもらった子は、きっと穏やかになると思います。… 続きを読む

オリンピックピクトグラムの変遷

東京オリンピックの開会式でのパフォーマンスで、子供のダントツ人気なのは、「ピクトグラム」パフォーマンスだと思います。

何もセリフも、説明もなくても、全世界の人たちが楽しめるものでした。
ほんと、和みました。

オリンピックにおけるピクトグラムは、1964年の東京オリンピックで初めて取り入れられたものです。
当時、けっこう斬新で、外国からの人々もぱっと見てわかるものだったと思います。

今回の「ピクトグラム」パフォーマンスは、この意義を全世界に伝えるものだと思います。

以前メルマガに書きましたが、今回の2020年バージョンは、前回の1964年バージョンに、時代に合わせて修正を加えています。

1964年時には競技でなかった「新体操」や「野球」などの競技は新たに付け加えられました。

そして、バスケットボールはドリブルからダンクシュートに変化しています。
ドリブルはハンドボールもするからでしょうか。… 続きを読む