多動への対応

昨日、教育トークライン2021年8月号に小嶋悠紀氏が書いていた「大きな多動」と「小さな多動」の原因について書きました。

今日は、その多動にどう対応していくか、小嶋氏の提示を追っていきます。

まず、離席・離室といった「大きな多動」。
もちろん、その原因が、学習の困難さや集団行動の困難さだったら、その困難さに手を入れなくてはなりません。

しかし、学習にも集団行動にも特に支障はなく、「衝動性」が原因ならば、基本方針は「大きく動かしてあげる」ことだと小嶋氏は言います。 ・立つ
・先生のところにノートを見せに来る
・声を出す
・・・
いろいろと考えられます。

とにかく、動かすことで満足して安定するのです。
私は、少々、ガチャガチャした感じにはなりますが、逆に活気が出てよいと思っています。

次は、足を動かす、椅子をガタガタさせる等の「小さな多動」。
この「小さな多動」の多くの原因は、「自己刺激」なので、迷惑がかからなければ許容するのが基本方針となります。

ただし、その動きがどうしても気になる場合は、叱られずに動かすことができるセンサリーツール(支援ツール」を活用するようにします。

以前、紹介した「ふみおくん」という貧乏ゆすり?をしやすくするセンサリーツールが秀逸です。