算数の学期末テストをできるようにさせる方法

算数の単元ごとのテストはよいのに、学期末のテストや学年末のテスト(まとめテスト)はあまりできないということはありませんか。 私は、若いうち、随分とこのパターンを繰り返してきました。そして、単元テストで自信をもった子供たちを、少なからずがっかりさせてきたと思っています。

教育トークライン2021年8月号では、林健広氏が、このまとめテスト問題?に言及しています。

林氏の答えはシンプルです。
必ず復習させるのです。
もちろん、授業において復習させます。

ですが、これがなかなかできないのです。
なぜって、復習できるほど、時間に余裕がなかったからです。

林氏はこのように言います。

「教科書の進度を、年間指導計画通りにします。計画通りならば、学期末、ある程度時間の余裕があります。遅れていると、学期末テストをすぐにせざるを得ません。」

まさしく、そうです。
進度が遅れて、学期末ぎりぎりになって、最後の単元を終えることがしばしばでした。
当然、復習の時間なんてとれません。
これが敗因?です。

林氏の言うように、進度を年間指導計画に合わせるようになったからは、復習もできるようになり、まとめテストもよい点数をとれるようになりました。

では、どうやったら、年間指導計画通りの進度を保つことができるのか。
私が一番気をつけていたのは、

「算数の授業はつぶさない。時間割通りにきちんとやる」

ということです。

行事があろうがなかろうが、淡々と進めることが最重要なのです。