「デジタルがデフォルトの世の中」だから、学校もDXへ

私のレベルアップマガジンでは、先週今週と2週にわたって、「あたらしい学びのつくりかた」という本のブックレビューを行なっています。

この本は、堀田龍也氏、谷和樹氏、赤坂真二氏、佐藤和紀氏といった「先生の先生」とでも言うべき4名が対談したものを、まとめたものです。 さすがに最新の教育情報が語られていて、非常に興味深いものです。

その情報の一つが、「デジタルトランスフォーメーション」です。DXと記述されますね。
これは、

「デジタルがデフォルトの世の中」

ということもできます。

この「デジタルがデフォルト」が、学校にもどんどん入ってきたら、もっと便利になります。
「GIGAスクール」もその一つだと思います。

そして、授業だけでなく、学校事務やデータ管理においてIT利用を進めていくこともでき、教員の多忙さが解消させていくことができるはずです。

この便利さを示す例として、堀田氏はこの本の中で、「家庭環境調査票」の例を挙げています。

私のかつての勤務校では、毎年、家庭環境調査票を年度当初に、「手書きで」書き換えてもらっていました。

ですが、私たちの日常においては、そんなことをしません。
例えばレストランを予約する際、予約サイトには会員になっていれば住所などの情報が登録されています。
「マイページ」です。

だったら、子供が入学する時、学校に「マイページ」が作ってあれば良いのです。
堀田氏は、こんなことを言っています。

「例えば、・・小学校のマイページというものを用意して、住所や電話番号、親のメールアドレスや連絡してほしいメールアドレスなどを全部登録しておいて、必要な時に必要な形で使ってもらえばいい。 例えば、学校だよりが欲しいとか献立表が欲しいとかいう要望に対しては、メールで送るようにすればいいと思います。」

まさしく、そうなってほしいです。