ゲーム依存傾向の評価に用いた調査の質問項目

横浜市教育委員会が、昨年の10月、小中学生13245人を対象に、「ゲーム障害」やインターネット依存に関する調査を実施しました。 その調査報告が、このほど、まとめられました。

「横浜市立小中学校児童生徒に対するゲーム障害・インターネット依存に関する実態調査報告書」
https://em-tr271.com/L90494/b300/115401

ここで明らかになったのは、

「児童生徒の1割近くがゲームやネット依存の傾向にある」

ことです。

皆さんは、この結果を、意外とみますか。
それとも、当然とみますか。

さて、
この調査の質問項目はどのようなものか、興味深いので、みていきます。

「ゲーム依存傾向の評価に用いた調査の質問項目」
・この一年の間に、ゲームをしている時のことばかり考えていた時期がありましたか
・この一年の間に、もっとプレイをやりたくて、不満を感じたことがありますか
・この一年の間に、ゲームをやれないときに、みじめな気持ちになったことがありますか
・この一年の間に、プレイを減らすように他の人から繰り返し言われていたのに、ゲームの時間を減らすことができませんでしたか
・この一年の間に、いやなことについて考えなくて良いように、ゲームをしましたか
・この一年の間に、あなたがゲームをすることでどうなるか他人と口論したことがありますか
・この一年の間に、ゲームをしていた時間を他の人に隠したことがありますか
・この一年の間に、やりたいことがゲームだけになったせいで、趣味など他の活動へ興味がなくなった、やりたくなくなった、ことがありましたか ・この一年の間に、ゲームが原因で、家族やお友だちと大きな喧嘩したことはありますか

これらの項目をみると、ゲームを他のことに置き換えて考えると、依存というか「熱中」という状態は自分にもあると思います。
趣味のことを考えて、ずっとそのことを考え続けることはよくあるからです。

ただ、「依存傾向」というのは、のめり込んで生活や人間関係に支障が出るほどの状態を指すのだと思うので、そのような状態の有無も調査で聞いているのだと考えます。

皆さんも、この項目で当てはまることはありませんか。