「食塩水300g」「濃度8%」「混ぜると濃度5%」の言葉を すべて使い、算数の問題を一題作りなさい

久しぶりに、日能研の「シカクいアタマをマルくする」のウェブサイトを覗いてみました。
https://em-tr271.com/L90494/b300/115511

つらつらと眺めていると、「なるほど」「おっ、これは」という問題が並んでいました。

以下、2021年 目白研心中学校入試問題より、算数の問題。
問題文はこのように提示されています。

(問)「食塩水300g」「濃度8%」「混ぜると濃度5%」の言葉をすべて使い、算数の問題を一題作りなさい。
また、作った問題の答えを途中式も含めて答えなさい。

これ、やってみてください。
いろいろなバリエーションの問題が作れます。

例えば、私がさっと思いついたのは、

「問題」
濃度8%の食塩水300gがあります。
この食塩水に、ある量の水を加えて混ぜると濃度5%になりました。
何gの水を入れたでしょうか。

この問題を解いてみます。

「式と答え」
まず、溶けている食塩の量を求めます。
300×0.08=24

ついで、食塩24gで濃度5%の食塩水の量を求めます。
x:24=100:5
x=24×100÷5=480

最後に、加えた水の量を求めます。
480-300=180

答え 180g

では、日能研が解答例としているもののうち、一つを提示しておきます.

「問題」
濃度□%の食塩水300gに濃度8%の食塩水100gを混ぜると濃度5%の食塩水になります。□に入る数を求めましょう。

「式と答え」
100×0.08=8(g)……濃度8%の食塩水に含まれる食塩の重さ
(300+100)×0.05=20(g)……濃度5%の食塩水に含まれる食塩の重さ
20−8=12(g)……濃度□%の食塩水に含まれる食塩の重さ
12÷300×100=4(%)

このように、いろいろなバリエーションの問題が作れます。
ぜひ、発展問題として提示してみてほしいです。

一人の子が、いくつも問題を作ることもありますよ。