子供向け英語のデジタル教科書の活用

紙の教科書をデータ化した「デジタル教科書」が新年度から、全小中学校に無償で提供されることが発表されました。
この「デジタル教科書」は、教師向けでなく、子供向けであることに注目してほしいです。

そもそもこれまでの発表では、2024年に子供向けのデジタル教科書を本格的に導入されるとなっていました。
それが、来年度には、実証事業として、まず、外国語(英語)で配布することになったのです。
加えて、希望する学校の一部には、ほかの教科からも1教科分を提供するとされています。

ただ、
現在の子供向けのデジタル教科書は、

「PDFに少し付加価値があるもの」

でしかありません。

とすると、紙の教科書でなくて、デジタルのみでできることは、限られています。
これは、外国語(英語)のデジタル教科書でしたら、英語の音声を聞けることだと思います。

確かに、それぞれの子供が自分のデジタル端末で、自分に必要な英語の音声を聞くのは、学習にとって有益だと思います。

ただ、これを一斉にやることを想像すると、うるさすぎますね。
また、知覚過敏の子が、この騒々しさにいらだち、拒否する気がします。

ですから、イヤーフォンが必要になるのです。

とすると、このイヤーフォンをどう調達し管理するのか、頭を悩ましそうです。
なんとか、知恵を絞って、課題をクリアーしていってほしいです。