問いに正対するために、答えの文をリライトする

昨日、サークルメンバーのS氏に、社会科教科書のレクチャーをしてもらい、「社会科の教科書は説明文だ。」「説明文なので、問いがある。そして、その問いに対する答えもある。」という話をしました。

ただし、教師にとっても、子供にとってもわかりにくいのが、問いと答えが合っていない(正対していない)ことが多いのです。

例えば、
教科書に「この時間の問い」とあって、

「国土に広がる森林の様子はどのようになっているだろう?」

という問いがあります。

この問いへの答えを、文章から捜すと「日本の国土は豊かな森林でおおわれています。」になります。

しかし、問いと答えが合っていないのです。
ですから、

「正しく書き直しましょう。(リライトする)」… 続きを読む

社会科の教科書は説明文

1/22に、サークルメンバーのS氏に、オンラインレクチャーしてもらいました。
それは、「授業で社会科教科書を使い倒す」というものです。

社会科の教科書って、文章が長々と書かれていて、結局何を言いたいのかわからなくないですか。
教える方サイドで言えば、どこを強調して扱うのか、全部扱うのか、全くもって迷います。

社会科の教科書って、写真があって、グラフがあって、地図があって、図があって、いったいどこから扱っていいのか迷いませんか。 強調して扱っていいのか、網羅的に扱うのかも悩みます。

要するに 、社会科の教科書は盛りだくさんなのです。
そして、あるロジック(論理)に沿って、盛られているのでしょうが、そのロジックが、よく見えないのです。

そんなロジックを、サークルメンバーのS氏にレクチャーしてもらったのです。… 続きを読む

テストの名前の書かせ方

テストを実施する際、名前をまず書きます。
といっても、何も指示してないと、必ず裏面の氏名欄を書き忘れる子が出てしまいます。
これは困ります。

ですから、私はくどいようですが、「表と裏の両方に名前を書いたら、その場で先生に見せなさい」と指示していました。

教育トークライン2022年2月号に、この「テストの名前書き忘れ問題?」について、村野聡氏が書いています。
教育トークライン
https://em-tr271.com/L90494/b300/115881

村野氏は、テストが配布されたら、テストの左半分を折って、氏名欄を二つ並べてしまう方法を子供に教えたと言います。
こうすることで、すばやく両面の氏名欄に忘れずに記入させることができたというのです。

算数テストのように縦長の場合は、下半分を上半分に折り返すようにすると、氏名欄が二つ並びますね。… 続きを読む