「こだわりで動けなくなるタイプ」のアセスメントと対応

2日に渡り、小嶋悠紀氏による「こだわり行動」におけるアセスメントと対応を取り上げましたが、今日が最後となります。
「こだわりで動けなくなるタイプ」です。
教育トークライン2022年2月号
https://em-tr271.com/L90494/b300/116011

「こだわりで動けなくなる没頭するタイプ」とは、小嶋氏が述べている通りです。

「その場でフリーズしてしまったり、喋らなくなったりするタイプ。理由を聞いても答えられず、ただただ固まってしまう傾向が強い。」

ほんと、このタイプの子は、「フリーズ」とか「固まってしまう」とかいう言葉通りなのです。

私が出会ったこのタイプの子は、学校の昇降口で「フリーズ」して動かなくなりました。
もう、そこから教室まで連れて行く?動かす?のが、一苦労だったことを思い出します。

小嶋氏は、このような子には「言語化」する対応を示しています。

「この傾向のある子供は、そもそも言語性IQも低いことがほとんどだ。
そのため、何にこだわっているか説明できないので実態が分からないことが多い。
そこで大人が予想することが必要だ。」

「・・が気になっちゃうんだね」というように、気になった事柄を、教師が「言語化」して説明してあげるのです。
そうすれば 、これから先、固まらずに話すことができるようになると、小嶋氏は言っています。

私が経験したこのタイプの子の場合は、私が固まった原因を「推察」して、その原因をできる限り避けるようにすることで、以降のフリーズを防ぎました。

今思うと、小嶋氏の言うように、その原因のことを、その子にきちんと話しておくことが必要だったと思います。