算数の教科書のまとめで大事なこと

もう3月。順調に学習が進んでいれば、算数の教科書は、まとめ・学年末の復習に入ってると思います。

そのまとめについて、教育トークライン2022年3月号に、林健広氏が書いています。
とても大事なことを、林氏は指摘していて、私も「そうだ、そうだ」と共感したので、触れていきます。

まず、
・復習ページも、授業で子供に解かせる。宿題にしてはいけない。
ということです。

このことは、正直、苦しいこともあります。しかし、宿題にしたら算数の苦手な子はやってこないし、そもそも、問題ができないのです。 ここは、授業で扱ってこそ、復習になります。

次に、
・「わからなければどうするか」を示しておく。
ということです。

林氏は、
「難しいと思ったら、どのページを見なさいって教科書に書いてありますね。そのページを見ればいいのですよ。
ページを見返してもわからなければ、友達に聞いてもいいです。先生に聞いてもいいです。」
と子供に言っています。

このように、「わからなければどうするか」を教えておくことで、全員を落とすことなく学習に向かわせることができます。

この指示が、とても大切です。
私は、「わからなくなったら聞くことができる「頼りになる人」を決めておきなさい。」なんて、指示を出していました。