なぜ子供はスマホ視聴をコントロールできないのか

昨日、スマホの影響力というか、スマホの魅力というか、スマホの磁力というか、子供がスマホに惹きつけられているということを話題にしました。

そして、ベストセラー、アンデシュ・ハンセン著の「スマホ脳」における驚くべきインターネットの調査結果について触れました。

子供は、放置しておけば、スマホに釘付けになります。「スマホづけ」とでも言うべき、ずぶずぶ?の状態に、きっとなります。

なぜ子供達は、スマホ視聴をコントロールできないのでしょうか。けじめよく、必要な時だけ、そんなスマホ視聴はできないのでしょうか。

その理由を、著者のハンセン氏は、「ヒトは、脳の前頭葉の成熟が一番遅いから」だと言うのです。

ご存知の通り、脳の前頭葉の働きは、物事を冷静にコントロールする、我慢することです。

しかし、その成熟は、脳の部位では一番遅く、25歳位だと言われています。これが、若さや思春期の暴走を止められない原因でもあるのです。 そして、スマホに関しても同様で、コントロールが難しいです。

一方、思春期は、脳内物質のドーパミンの放出が最も盛んです。
刺激に非常に敏感になり、刺激を求めることになります。
こうして、ドーパミンの放出を促すスマホに敏感に反応するのです。

要するに、スマホの刺激に敏感に反応したがるのに、そのコントロールが効かない状態が子供だと考えられるのです。

これでは、スマホを、子供に与えない方がよいことは言うまでもないと思います。