「家庭訪問」への抵抗感

4/9、私が首謀する教育サークルで「授業参観・懇談会・個人面談・家庭訪問」について、若い先生向けの教え方セミナーを開催しました。 そこでの私の担当は、個人面談・家庭訪問の講座でした。

保護者アンケートによって「なくなった行事」、保護者アンケートによる「なくしてほしい行事」の上位にあるものは何かというと、家庭訪問です。

その理由は?

それは、なんと言っても「担任の先生にプライバシーをさらす」ことへの抵抗があるからです。
これは、家庭訪問をされる側を経験した方なら共感できることだと思います。

「家の中が散らかっているのを見られるのはいやだ」

そして、

「家の経済状況を値踏みされたらいやだ」

それから、

「家庭の教養のレベルを見透かされるのではないか」

なんてことも考えます。

「そんな大げさな」と先生は思うかもしれませんが、家庭訪問される側はそう思うのです。

ですから、家庭訪問を実施する際は、家庭訪問の意味・趣旨を説明するとともに、けっして家にあがったりせず、玄関先でヒアリングを行うということを伝えていきましょう。

このことが、「プライバシーをさらす」部分への抵抗感をなくすことにつながっていきます。