「孤独がうつ病を引き起こす」

「脳の進化から探るうつ病の起源」では、ヒトがうつ病になる一番最初の原因が、「天敵」でした。
「天敵」に絶えずさらされる、いつ襲われるかわからない状態に置かれることによって、ストレスがずっとかかり、脳が異変を起こすわけです。

そのようなストレスは、その「天敵」から身を守るヒトの編み出した戦略によっても、生み出されることになるのです。

ヒトが「天敵」である猛獣から身を守るために編み出した戦略は、「集団化」です。
一人ではとてもかなわない猛獣も、たくさんのヒトが集まれば怖くありません。
ヒトは、 コミュニケーション能力を高め、集団で身を守り、食料を調達するようになったのです。

ところが、何らかの事情によって、集団から離れた場合、その人間は孤独にさいなまれます。

そして、その孤独感がストレスとなって、うつ病などの疾患や問題行動を引き起こすのです。

「孤独がうつ病を引き起こす」

のです。

現在の私達も、あまりに孤立したり、他の人との関わりがなくなると、この「孤独」がストレスを引き起こし、うつ病や他の病的な症状を引き起こします。

もし、あなたが職場において、ひどく「孤独」を感じているなら、誰かしら頼れる存在を見つけることを勧めます。
そして、職場以外で、自分が安心できるコミュニティに所属することも勧めます。

「つらい」「さびしい」・・・と胸のうちを伝えられる人が、人には必要なのです。

PS 本気で、私が話を聞きます。
ひどく「孤独」だと思ったら、コーチングのセッションを申し込んでくださいね。