昆虫の模型づくりが楽しい

小学校3年の理科に、「昆虫の体のつくりと育ち方」の単元があります。
この単元で、子供たちは、昆虫の体がいくつに分かれているのか、足が何本あるか等を学ぶのです。

ここで、子供たちが、意外と勘違いしやすいのは、6本の足が体のどこについているのか、ということです。

ですから、私は、この単元では、まとめとして、昆虫の「模型」を作って、実際に足のつき方を確認させることにしていました。

同じことを、尾川智子氏が、教育トークライン2022年5月号に書いています。
https://em-tr271.com/L90494/b300/117331

使う材料は、

・カラー粘土
・厚紙
・モール… 続きを読む

授業のうまい教師には特徴がある

「授業のうまい教師には特徴がある」というタイトルで、信州大学の佐藤和紀准教授が、教育トークライン2022年5月号に書いています。 https://em-tr271.com/L90494/b300/117321

そのリード文には、

「授業の上手い教師の教室は、一流のお店のたたずまいに似ている。空間には流儀があり、哲学を感じる。そして、ほこりが一つとしてない。」

とあります。

ここには、教室環境が整っていることがベースとなって、そのベースの上に授業が成立していることが書かれています。
要は、

「教室環境を整える意識が、授業を整える意識にまで貫かれている」

のです。
その一例をこのように佐藤氏は示しています。… 続きを読む

「うなずき」にびっくり

教師の世界に、授業研究(研修)会があります。
実際に、子供たち相手に授業をして、教材や手だて、そして、教師の言動が、意図した子供の変容を導いたかどうかを、検証するわけです。

その際、授業者より授業技量が高い指導者に、授業について評価してもらったり、解説してもらったりします。

私は、コーチングの世界に身をおいて、かれこれ2年ちょっとになります。
そのコーチングの世界でも、教師の世界ほどではありませんが、実際にコーチングを公開して、そのコーチングについて検証することが行われているのです。

先日、その研究会(フィードバックの会)が開催されて、私も参加しました。
今日、話題にしたいのは、そこでのコーチングではなく、検討会における指導的立場のコーチのうなずきです。

検討会において、参加した方から質問があります。
その参加者からの質問を、指導的立場のMコーチがうなずいて聞いていたのです。

コーチングは「聞く」ことが、重要な行為となります。そして、その「聞く」ことに付随して大切な行為が「うなずき」です。… 続きを読む