九九が書かれた木簡が発見された

小学2年生の算数といえば、「九九」の学習です。
私は残念ながら2年生の担任したことがないので、九九を教えたことがありません。
きっと、楽しい学びなんだろうなと、想像しています。

さて、その九九に関する話題がウェブで流れました。
それは、 京都府埋蔵文化財調査研究センターが、京都の奈良時代の遺跡から、裏表にかけ算の九九が書かれた木簡1点が出土したと発表したことです。

その遺跡は、当時の役所跡なので、役人がその木簡を見て、税などの計算をしていたのではないかと推測されます。

ただ、木簡の片面には「九九八十一」「八九七十二」など九と八の段が書かれていて、もう片面には、七〜五の段が記されていて、四の段より下はなかったのでした。

ということは、一の段から四の段は暗記していたのですね。

ぜひ、2年生に、この木簡の話をしてほしいです。
そして、「五の段を覚えたら、奈良時代のエリートの大人よりも、賢いのだ」と褒めてあげてください。

それにしても、奈良時代の昔から、九九が実用的に使われていたのですね。