今日は、「がんばれる子が育った家庭の4つの共通点」(日経プレジデントFamilyによる、東大生150人へのアンケートより)のうち、
・自分らしさを尊重する親の声かけ
について、話題にしていきます。
これまた、基本的に教師も同じスタンスだと思います。
小学校時代、話をよく聞いてくれたという人は、86%でした。
以下、どんな話を聞いてくれたのかの例です。
「友達付き合いのことを相談して、新しい視点をくれた」
「常にいろんなことを考えていて、全部口に出すと友達には引かれるなあと思っていたことを帰宅後、怒涛の勢いで話していました。基本聞き流してもらっているのですが、考えたことを話すことでストレス解消になっていました。」
「体のコンプレックスについて相談し、慰めてもらった。」
「テストで酷い点を取ってしまったとき、普段はいい点を取るとほめてくれる親だが、そう落ち込むようなことではない、大丈夫と慰めてくれた。」
これは、声かけではありませんが、話を聞くことで相手を承認していることを伝えているわけです。
「そのままのあなたでよいよ。」というメッセージが、話を聞くことにはあるのです。
また、
子供のいいところを家族はわかっているという人は91%でした。
きょうだいや友達と自分を比べなかったという人は60%でした。
教室でも、「あなたらしさ」を大切にし、それをメッセージとして子供たちに伝えていきたいですね。