長期欠席・不登校の要因とされる「無気力・不安」は結果ではないか 

文部科学省が発表した「令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」において、子どもたちの長期欠席および不登校の統計も発表されました。 https://em-tr271.com/L90494/b300/118851

その長期欠席・不登校の要因として、

・ 無気力・不安 49.7%

が、ダントツの1位としてあげられています。

しかし、そもそも生まれつき「無気力」や「不安」である子なんていないと思います。
なんらかの理由によって「無気力」になったり、「不安」になるわけです。… 続きを読む

不登校の子が増えている

10/27に、文部科学省から「令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」が発表されました。 https://em-tr271.com/L90494/b300/118841

ここには、子どもたちの長期欠席および不登校の統計も含まれています。

「長期欠席」状態にある小中学生の数は、昨年度から13万人増加した413750 人です。
そのうち、不登校である小中学生は5万人増加の244940人です。
このところ、毎年、不登校の子は増加していたのですが、今年の増加率はこれまでにない高さなのです。

小学校では不登校の割合は1.3%ですが、中学校では5.0%で20人に1人となります。これは、だいたいクラスに1.5人はいることになります。 もう、当たり前のように不登校の子がいるのです。… 続きを読む

自分の藪に張り付いていろ

「自分の藪に張り付いていろ」という格言をご存知でしょうか。
この格言というか、エピソードを、百田尚樹氏が、「鋼のメンタル」というエッセイで紹介しています。

それは、庄野潤三氏の小説「静物」に出てくる言葉なのだと、百田氏は言っています。
このように百田氏は書いています。

「子どもたちが山にイチゴを取りに行きます。
ある子が藪の中に入ってイチゴを探していると、遠くから「イチゴを見つけた!」という声が聞こえます。するとその子は「あ、あっちの藪にあったのか」と、慌てて声のした藪に向かいます。 ところが、その藪は既にイチゴが取られた後で、ひとつも残っていません。
すると、また別の藪から「見つけた!」という声が聞こえ、今度はその藪に走ります。
でも、そこでも既にイチゴは取られた後です。結局、声がした方に向かってばかりいた子は、とうとうほんの少ししかイチゴを取ることができなかったという話です。 要するに、イチゴが欲しければ、他人の声に惑わされずに、「自分の藪に張り付いて探し続けろ」ということです。」… 続きを読む