今はどの小学校の図書室にも置いてある「ゾロリ」シリーズ。
その児童書「かいけつゾロリ」シリーズが71巻になって、ギネス世界記録に認定されたというニュースがありました。
このギネス記録は、
「同一作者によって物語とイラストが執筆された単一児童書シリーズの最多巻数」
だそうです。
著者の原ゆたか氏が、本文の執筆とイラストも行っていて、それが膨大な巻数になったというわけです。
私は、これまでも、
「感動的でためになる良書よりも、面白い本」
を子供に勧めようと訴えてきました。
読書が好きになるためには、どこかで、ただただ面白いから本を読みまくる時期が必要だと考えているからです。
いわゆる、
「はまる」
というやつで、今どきだと、
「・・沼」
でしょうか。
ですから、多くの子供が、ゾロリ沼にはまっていることを、嬉しく思っているのです。
原さんは、ギネスの公式認定証授与式で、
「ゾロリには失敗しても次に進んでいくポジティブさがある。誰かの勇気になれればいいと思って描いてきた作品を、全国にいる小学生が支えてくれた。」
と言っています。
この言葉を聞いて、ゾロリは、私を少しばかり支えてくれていると思ったのでした。