クラスには様々な子がいます。
中には、特徴のある子がいて、「いったいどうしたものか」と頭を悩ますことがあります。
先日、開催した教育サークルの教え方セミナーにおいて、サークルメンバーがいろいろなタイプの子へのそれぞれのアプローチを報告してくれました。
「体操着に着替えられない子」です。
1年生ですね。
こんな子がいたら、どうするか。
なんらかの事情があるのは、もちろんでしょう。
ですが、その場で事情なんてわかりようがないです。
そもそも、その子も体操着になぜ着替えられないのかはわからないものなのです。
強いて、ざっくり言えば、不安で着替えられないのです。
では、その場で、体操着に着替えなかったらどうするか、です。
私だったら、無理に着替えさせません。
別に、体操着に着替えなくても、体育はできます。
ここで、担任であるサークルメンバーのT氏は、「帽子はかぶろうか」と促して、なんとか帽子をかぶって、体育をしたのでした。
このまま、帽子をかぶっての体育授業がしばらく続いて、なんだか慣れてきたようだったと言います。
そこで、サークルメンバーのT氏は、「体操着の上か下のどちらか着てみる」ともちかけたのでした。
すると、体操着の上を着たのです。そうしたら、またしばらくしたら、体操着の下も自然に着るようになりました。
ナイスですね。
もし、クラスにこんな子がいたら、スモールステップで、じっくりと時間をかけて、不安を溶かしていってください。