名前の読み仮名についての法改正案

近年、この漢字の名前はどのように読んだらよいのか迷うような名前の子が、学校に在籍するようになりました。
いわゆる、キラキラネームです。

少し前は、漢字の組み合わせから読みが類推できるような名前だったのですが、今では、なんでこんな読み方するの?というような名前も出現?してきています。

このような問題は学校だけでなく、社会の様々なところであらわれているようで、名前についての法改正が考えられていて、先日、法制審議会が戸籍法の改正要綱案を発表したと報道されました。

現行の戸籍法には氏名の「読み仮名」に関する規定がありません。
ですが、デジタル化を進める上では、戸籍に読み仮名を示すことが必要です。

このことと合わせて、その読み仮名についても、「氏名として用いられる文字の読み方として一般に認められているものでなければならない」とのルールを示したのです。

では、どんな(名前の)文字の読み方がふさわしくないのでしょうか。
それは、このようなものです。

毎日新聞ウェブから
https://em-tr271.com/L90494/b300/119811

「一般に認められていない」読み仮名の例
*法務省への取材による
・反社会的、差別的、淫らで、名前にふさわしくない、著しく不快な読み方
・漢字の意味と反対の読み方(例:高<ひくし>)
・別人と誤解される読み方(例:鈴木<さとう>)
・漢字の意味や読み方から連想できない読み方(例:太郎<まいける>)
・読み違いかはっきりしない読み方(例:太郎<じろう>)

それって、「当たり前でしょう」と言いたくなるのですが、ここまで規定しなくてはならないほど名前の読み方の状況が、乱れに乱れているのだと思います。

子供に関わることなので、私は、早くこのような規定を審議し、法として成立させてほしいと考えています。