渡辺さんの家では豆まきをしない

昨日は2月3日節分でした。
スーパーでは、豆まき用の豆と恵方巻きが大量に置かれていました。

私はといえば、恵方巻きには興味がなく、というのも、そもそも太巻きが好きじゃないのです。
私は、ひとつひとつの素材の単品ごとの巻物を味わうのが、好きなのです。

さて、私は、恵方巻きはともかく、豆まき用の豆も買いませんでした。
だって、「渡辺」ですから。

渡辺さんの家では豆まきをしなくてよい、という言い伝えがあるのです。

それは、「渡辺綱(わたなべのつな)」という武士の言い伝えです。
その武士は、京都の鬼を退治したり、羅生門の鬼の腕を切り落としたりしたといいます。

要するに、そんな強い武士と同じ「渡辺」の名前の家には、鬼は寄りつかないのです。
鬼が来ないのだから、豆まきで追い払う必要がありません。

そんな「渡辺」伝説があって、豆まきをしませんでした。
豆菓子は買って、おいしく食べたのですがね。