コーチングにおけるタイプ分けは、相手を理解するきっかけ

これまで、コーチングにおけるコミュニケーションの4つのタイプである

・コントローラータイプ
・プロモータータイプ
・サポータータイプ
・アナライザータイプ

を取り上げました。

今日は、このようなタイプによって区分けするのは、その人を「決めつける」ことになるので、好ましくないという考え方について、私なりの考えを述べさせてもらいます。

私も、そんな決めつけはよくない、もっと先入観なく、素直にその人と付き合っていったらよいと考えていました。

しかし、今回、4つのタイプについて、改めて理解を深めていくうちに、考えを少しばかり変えました。

それは、この4つのタイプの区分けは、その人を理解する「きっかけ」にしていくものだという理解です。

例えば、コントローラータイプの人は質問されることを嫌います。
それは、質問されることで主導権を握られてしまうと思うからです。

しかし、質問できなくなると、その人が何を考えたり、感じたりしたかを引き出すことができません。

このようなとき、相手がコントローラータイプの人だと判断したら、何のために聞くのか、その意図をきちんと相手に伝えた上で、教えてほしいというスタンスを示すのです。

そうすれば、このコントローラータイプの人は、主導権を握って、自分のことを教えてくれるのです。

そうすれば、教えてもらったことにより、その人をより深く理解することができると思います。

こんな理解のためのきっかけが、4つのタイプの区分けなのです。