体育の授業は、運動場や体育館という広い場所で行います。
ですから、教室の机や椅子といった制約がない分、子供たちは開放的になり、乱れやすくなります。
これが、体育授業におけるマネジメントが、とても大切な理由です。
さて、私が、年度当初・黄金の三日間において、子供たちに徹底させるのは、「集合の約束事」です。
きちんと、そして、すばやく集合させることができれば、運動場いっぱいに子供たちを散らばらせても、だいじょうぶです。
さて、「集合!!」と声をかけて、子供たちを集めたときの並べ方ですが、私の場合は、次の3タイプでした。
1 体育の列
2 チームの列
3 バラバラの列
このうち「チームの列」は、ボールゲームやリレーのときのチームごとに集まるわけですね。
また、「バラバラの列」は、本来は列ではなく、列を作らずに、早くきた子から集まるやり方です。
いちいち、きちんと整列させる必要はありません。
さて、「体育の列」とは耳慣れない言葉だと思います。
これは、出席番号順の列なのです。
体育の列1番は、出席番号1〜5
体育の列2番は、出席番号6〜10
体育の列3番は、出席番号11〜15
・・・・
といったように、年間通して同じように並ぶわけです。
この「年間通して同じ」が、ポイントなのです。
ずっと同じだから、仕組みが安定するのです。
ぜひ、試してみてください。