選択理論心理学の5つの「基本的欲求」

昨日は、人の「基本的欲求」の説のうち、マズローの「欲求5段階説」を取り上げました。
今日は、選択理論心理学の「5つの基本的欲求」を取り上げます。

選択理論心理学はアメリカのグラッサー博士が提唱した心理学です。
この選択理論心理学においても、5つの「基本的欲求」が提示されているのです。

それは、

・愛・所属の欲求
・力・価値の欲求
・自由の欲求
・楽しみの欲求
・生存の欲求

です。

一つ一つ説明します。

「愛・所属の欲求」(親密感、協調、つながり)
愛し愛される関係を築きたい。誰かとつながっていたいという欲求です。

「力・価値の欲求」(競争、達成、貢献)
自分には力がある。自分は価値ある存在だと感じたい欲求です。

「自由の欲求」(自律、選択、自己決定)
自分の思うように自分で決めたいと思う欲求です。

「楽しみの欲求」(学習、発見、好奇心)
新しいことをやってみたい。知りたい。学びたいという欲求です。

「生存の欲求」(身体的安全、健康、安定)
安心・安定して生き永らえようとする欲求です。

そして、この5つの欲求は、一人ひとり強弱が異なっているとされます。
ある人は、力・価値の欲求が強く、ある人は弱い。
ある人は、自由の欲求が強く、ある人は弱い。

こんな欲求の凸凹を理解しないと、人間関係がうまくいかなくなっていきます。

ちなみに、私は「自由の欲求」と「力・価値の欲求」が強いようです。
皆さんはいかがですか。