教室には、算数において、計算はできるのに文章問題は苦手という子がいます。
例えば、こんな問題にコロッと騙される?のです。
「りんごが55個あります。りんごはみかんより15個少ないそうです。みかんは何個ありますか?」
これは、二位数の足し算・引き算で2年生の学習です。
これを、
55-15=40
答 40個
とする子が、けっこういるのです。
これは、「少ない」という言葉から、「引き算」を連想して、引いてしまうわけです。
ですが、これを、図にして考える等、問題のイメージを頭に浮かべると、
55+15=70
答 70個
と正解することができるのです。
他にも、間違えやすい文章問題があって、それはこんな問題です。
https://em-tr271.com/L90494/b300/122821
(プレジデントオンライン)
「1列14人でAの前に7人?後ろに何人?」
これって3年生の問題なのですが、間違える子はかなりいますね。
これは「Aの前に」「(Aの)後ろに」という言葉が曲者なのです。
もう、算数というより国語の問題です。
これも、図にして考える等、問題のイメージを頭に浮かべることができないといけません。
とすると、文章問題を学ばせる際は、手間でも、図にして考えるよう指導していくのがよいことになります。
文章を図にする力も、算数の力なのです。