また、教職の魅力について取り上げています。
愛知県総合教育センターが行った「教職の魅力向上への課題に関する調査研究」の中に、「魅力を感じる仕事」として、
「男女平等で、男女がともに活躍できる仕事」
というのが、回答数第4位でした。
https://em-tr271.com/L90494/b146/123831
データで示してみます。
2021年度の小学校教員の男女数は、男性教員159,068人、女性教員263,796人です。
だいたい、3:5の割合です。
2021年度の中学校教員の男女数は、男性教員は138,931人、女性教員は109,322人です。
だいたい、5:4の割合です。
もう少し詳しくみていくと、小学校教員の場合、男性教員は減少し、女性教員は横ばいなのです。
そして、中学校教員においては、男性教員は減少し、女性教員は増加しているのです。
この女性教員が増えていく傾向は、今後も続いていくと思われます。
なぜか。
おそらく、教職課程を取った学生が推察しているように、実際に、学校が「男女平等で、男女がともに活躍できる仕事」だからだと思われます。
30年以上前、私が初任として赴任した学校の校長先生は、女性でした。その当時から、女性の管理職は珍しくなかったのです。
学校という現場は、男性・女性に関わらず、その教員の力量によって管理職への登用も含めて、活躍できる範囲が広いと思います。
ただ、まだまだ、男性が有利な現状はあります。
ある地方では、男性しか校長先生になれないと聞いたこともあります。
そんなことをしていたら、教員の魅力を減じ、教員になる有為な人材を遠ざけることになることに、もっと気づくべきです。
とにかく、女性で、男女関係なく、思い切り仕事をしてみたいというなら、教員はそんな願いに答えてくれる仕事だと言えます。
魅力的な女性の先生とたくさん出会いました。私にとって得難い出会いだったと思います。