「音楽」「図画工作」が役に立たないと思う理由

Z世代が選ぶ!!「将来役に立たないと思う教科TOP10」アンケートで出された理由を取り上げます。 em-tr271.com/L90494/b581/124501
過度に実用性を重視した理由かもしれませんが、それでも、その理由に耳を傾ける価値はあるとおもいます。
では、 5位 美術 2位「図画工作」 1位「音楽」 の理由コメントです。
第1位 音楽 「1番好きな教科だけど音楽系の仕事につかない限り役に立たない」 「音楽って大人になっても使うことはあるけど、仕事とかでは使わない」 「国語や算数、理科社会と違って、絶対使うということはなさそう」 「音痴だから好きじゃない」 「どれも大事なことだから将来理解していて損はしないけど、音楽は私の将来夢に絶対必要なものではない.?.?」 「音楽は知識がなくても楽しめる」 「音楽なんて聴いてればいい。歌う時は楽しく歌えればいいよねー」 「音楽は人それぞれ好みがある」
第2位 図画工作 「シンプルに苦手」 「工作をする職業があまり少ない」 「何かを作るのは想像力は広がるがあまり役に立たないと思う」 「芸術家になる以外で使う事があまりない気がする」 「小学校ぐらいしか名前が出ない、それ以降は選択教科になるし」 「普段生活していく中で、特に物を作らない」 「何かを作るよりかはPCとかで仕事する」 「IT企業に務めたい」 「材料を買わないといけないときがある」 「作っても捨てるだけ」
第5位 美術 「自分が芸術に興味が無い」 「絵描かなくても生きていける」 「親がやっているとこを見たことがない」 「美術関連の仕事に就く訳ではない」 「苦手な人やその道を通らない人がいるのにやる必要は無い」
これらの理由の大枠は、 ・生活に役立つ場面があまりに少ない ・音楽や図画工作・美術での仕事や職業が少ない ということです。
昨日も述べたように、生活に役に立つという観点から各教科が設定されているわけではないので、これらの理由は、まあ想定内のことですね。
ですが、以下の理由には、何らかの考慮が必要で、このような子(このような考え方をする子)をできる限り少なくするようにしたいです。
「音痴だから好きじゃない」 「シンプルに苦手」 「音楽なんて聴いてればいい。歌う時は楽しく歌えればいいよねー」
これらの子には、苦手意識をもたせない教材や指導の工夫をしたいです。
「音楽は知識がなくても楽しめる」
これらの子には、知識があったらもっと楽しめることを授業を通して教えたいです。
そう、教師は、授業を通して、「功利」だけでない、よい経験や積み重ねてきた文化を教えることができることを、もっと自覚してほしいのです。
おっと、最後に付け加えると、このような理由について、音楽や図工・美術の先生から「反論」をしてほしいと思っています。