「黄金の三日間」が「学級の仕組みづくりに最適な三日間」なわけ

昨日、学年はじめ・始業式からの三日間=「黄金の三日間」について取り上げ、一般的な言葉に言い換えました。
すなわち、 「黄金の三日間」とは、
「学級の仕組みづくりに最適な三日間」
と言い換えられます。
ですが、なぜ、「最適」なのでしょうか。
それは、
「学年はじめの三日間くらいは、子供たちが先生の言うことをおとなしく聞く」
からです。
よく言われるのは、前の学年でトラブルばかり起こしていた子も、新しい学年になって、「今年こそはしっかりやろう」と思うのです。
ですから、ここで、学級におけるルール・約束事を「一気呵成」に子供たちに示し、合意をとって決めていくわけです。
学級におけるルール・約束事というのは、たくさんあります。 朝の会のやり方から、掃除当番、給食当番のやり方。 授業におけるノートの書き方や発表の仕方。 ・・・
これらを、のんびり決めるのではなく「一気呵成」に作り上げていくのです。
ですが、先に述べた「学年はじめの三日間くらいは、子供たちが先生の言うことをおとなしく聞く」というのは、今度の担任の先生はどんな先生か?という「探り」の部分も多々あるわけです。
ここでは、逆に、「先生を試す」みたいなことをやる子供も出てくるのです。 いわゆる「アドバルーン」ですね。
この「アドバルーン」に対しても、待ち構えていて、おだやかに、きっぱりと対応していかなくちゃいけません。
「黄金の三日間」。 少しばかり大変な時期ですが、ここは踏ん張りどころです。 ぜひ、がんばってほしいです。