有名人になりすまして投資を呼びかけるSNS詐欺

SNSのFACEBOOKをやっている方なら、有名人が投資を呼びかけるコマーシャルが、頻繁に掲出されていたことをよくご存じのことと思います。 そう、ホリエモンや森永卓郎氏が投資を呼びかけていたのです。
手前味噌なのですが、私はすぐに、これらのコマーシャルがニセモノだと思いました。
だいたい、こんな有名な人たちが、投資を「公に」「堂々と」呼びかけるなんてありえません。
だいたい、投資(株式の投資です)が確実に、うまくいくなんてありえません。 これは、少しでも、投資をしたことのある人なら、よくわかっていることです。
そもそも、もし、投資が確実にうまくいって儲かるなら、人に教えずに自分だけで投資して、儲けるでしょう。 人に教えることで儲けるなんて、そんな面倒なことはやりっこありません。
FACEBOOKには、そのコマーシャルの投稿に対して、リアクションができるようになっています。
それは、以下の7つ。
「いいね」 「超いいね」 「大切だね」 「うけるね」 「ひどいね」 「悲しいね」 「すごいね」
そして、その有名人による投資のコマーシャルの投稿には、「ひどいね」のリアクションがたくさんついていたのです。
ということは、たくさんの人が「詐欺」「騙し」といった認識をしていたわけで、そのリアクションマークを見た時点で、「おかしいかも」「変だ」と思ってよかったのです。
今回、騙されたのは中高年の人だったと言います。 しかし、ターゲットがもっと下の年齢に向けた「詐欺」行為は、他にもあります。
ですから、「詐欺」や「悪質な勧誘」について、「教育」が必要なわけです。 今回のケースだと、「金融教育」の一環として、取り扱ってよいと思います。