「リットル」の表記

昨日、英語の筆記体が、2002年学習指導要領のカリキュラムの変更に伴って、教えられなくなったということを話題にしました。

加えて、近年、このカリキュラム変更とは別の理由によって、リットルの単位表記に筆記体ではなく、活字体が使われるようになっているのです。 よって、2年生の算数で「かさ」を指導する際に、この活字体が使われています。

実は、2009年に、教科書の検定基準の改訂があって、そこでは「国際単位系(SI)の単位又はSIと併用される単位がある場合には、原則としてこれによること」とされたのです。

体積の単位は、国際単位系と併用される単位で、その表記は大文字の「L」か、小文字の「l」となります。
ただ、小文字の「l」は、さすがに数字の1とまぎらわしいので、大文字の「L」を用いているのです。

こうして、筆記体の「くるーん」という「リットル」から「L」に、表記が変わっていったのでした。

実は、私はこの変更を知らなくて、ずいぶんたって3年生の算数を教えていて、その変化に気づいたしだいです。

今はもう、筆記体の「くるーん」という「リットル」を使うと、それは何?という単位と言われてしまいます。

時の流れは早いなあ。… 続きを読む

英語の筆記体はどこ消えた

最近、英文を少し書くようになって、どうも自分は筆記体とブロック体をごっちゃにして書いていることに気づきました。

そして、そういえば、筆記体をとんと見なくなったと思って調べてみると、もうずいぶん前から筆記体を中学校において教えていなかったのです。 小学校勤務で、中学校の英語教育のカリキュラムに無頓着で、全く、そんな大切な情報を漏らしていて、うかつでした。

カリキュラムが変更になったのは、2002年4月施行の中学校英語学習指導要領です。

ここには、こんな留意点が述べられています。

3 指導計画の作成と内容の取扱い
(1) 指導計画の作成に当たっては,次の事項に配慮するものとする。
オ … 続きを読む

飼育しているウサギやニワトリは減少している

飼育小屋で飼育しているウサギや、ニワトリは、どんどん減少していると思います。
それは、何らかの理由で1羽死んだ場合、その減った分を補充しようというモチベーションや動きがなかなか学校内で湧いてこないからです。

結局、最後の1羽が死んで、飼育委員会がなくなるというケースが、けっこう増えていると思います。

その理由は、もちろん、世話の大変さです。
そして、その世話の大変さに関連する教員の働き方改革の機運です。

普段は、飼育委員会の子が世話をする仕組みですが、やはり、長期休業中は全部を子供が行うことがなかなかできないのです。
すると、教員がやりくりして(ボランティアの場合もある)対応することになります。

この新型コロナウイルスによる休校や、分散登校等で、子供が世話をするわけにはいかないこともあって、さらに、動物を飼育する動きは縮減されていくと思われます。

そうそう、「動物アレルギー」なるものも、動物を飼育することをためらわせる遠因となっていますね。

私自身がネコを飼っていて、「あたたかい動物」(哺乳類)にふれることの癒やしというか、心の落ち着きというか、そんなメリットを心底感じているので、なんとか、子供たちにふれる機会をとりたい気持ちでいっぱいです。… 続きを読む