「認知的不協和」のリアルに出合った!

コロナ禍になって、妻は、遅延が出ないように設計された音楽アプリを使って、オンラインでフルートの演奏を合わせる練習をしています。

ところが、それぞれのメンバーが使っているPCの性能や通信回線の具合によっては、雑音やかすかな遅延が生ずるのです。

ですから、支障が出たメンバーは、PCを買い替え、家のWIFIの設備を調整したり、最新の機器に替えたりしていました。

その日、初めて、その音楽アプリを使う人(Aさん)が練習が加わりました。
すると、それまで生じていなかった、ノイズが発生したのでした。

それまではうまく行っていたのに、Aさんが加わって支障が出たのですから、普通はAさんの機器や通信回線に原因があると考えますね。

しかし、Aさんはそう考えなかったのです。

「みんなはWINDOWSのパソコンで、ぼくはMACのパソコンだ。きっと、WINDOWSの側に支障があって、本当はもっと大きなノイズになるのに、ぼくのMACががんばって小さなノイズにしているのだ。」

こんな主張?をAさんは言ったのです。

この考え方について、皆さんはどう思いますか。… 続きを読む

「6秒ルール」より、「その場を離れる」

アンガーマネジメントの一つに、「6秒ルール」というテクニックがあることをご存知でしょうか。

カッとなって怒った時、その怒りは6秒でピークを過ぎるとされます。
ですから、その6秒間をやり過ごすことができれば、落ち着きを取り戻すことができ、冷静に対処することができます。

しかし、実際は、実感として、なかなかそうはできませんね。このテクニックは使えません。
6秒間我慢しても、怒りはおさまらないという経験がある方も多いと思うのです。

それはなぜか?
自衛隊のメンタル教官の下園壮太氏は、このように分析しているのです。

「しかし、現実は、6秒数えても、目の前にその相手がいて不服そうな顔で文句を言ってきたら、怒りはすぐ爆発してしまいます。むしろ、6秒我慢した分、逆に勢いがついてしまうことも。これが「使えない」という実感になります。」

下園氏は、6秒数えるよりも、

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「5つの基本的欲求」を調べるテストサイト

この1週間ほど、「選択理論心理学」の「5つの基本的欲求」について、述べてきました。
でも、この理論が自分にとって、どう当てはまるのかをやらなくては、意味がありません。

ウェブには、「5つの基本的欲求」を調べるテストサイトが、いくつかあって、その一つをやってみました。

「5つの基本的欲求レベルの計測方法」というサイトです。

https://em-tr271.com/L90494/b300/117431

設問があって、その設問に当てはまるのか、当てはまらないのかを答えるものです。

その設問とは、例えば、

・経験のない未開拓な領域に取り組むよりも、慣れている仕事を極めていく方が好きだ
・人から「悩みなんてないんじゃない」と言われたことがある

というものです。… 続きを読む