録画して自分の授業やコーチングを見るのはきつい

自分の授業を、録音したり録画したりして、それを見たことがありますか。
私はそれなりに録音・録画を見ていましたが、あまりの授業の下手さ加減に、いつもうんざりしていました。

ただ、自分がどのような姿・状態であるのか、それが自分の描いているイメージとどのようにずれているのかを把握しなければ、上達はしないので、いやでも見なくちゃいけません。 ですから、せめて冒頭の5分ぐらいは見るようにしていたのです。

自分の授業を録音・録画したり、文字起こしをしたりして、自分の行為を振り返って、技量を向上させようとするのは、教師に限ったことではありません。

現在、私は、先生向けの情報提供(セミナーやレクチャー、メルマガ等)だけでなく、皆さんの役に立つようなコーチングも提供しています。

そのコーチングにおいても、コーチングセッション練習を、相手の了承を得て録画して、技量を向上させるために見るようにしています。

いやいや、録画して自分の質問や受け答えを見ていると、これまた、あまりの下手さ加減に、うんざりする思いがします。

しかし、教師のときにやったように、少しでも自分の姿・状態を見ないと、自分の描いているイメージとのずれがわかりません。

きついけれど、まだまだ学びは続きます。… 続きを読む

校長先生を活用?

校長先生の仕事って何?でしょうか?
もちろん、学校教育法には、校長の職務は「校務をつかさどり、所属職員を監督する」とあります。
そんなことではなく、仕事って、学級担任としてクラスの子供たちにやってほしいことです。

学級担任としての私にとって、校長先生にやってもらう仕事は、子供を褒めることでした。

例えば、2年生、クラスの子みんなが九九が言えるようになったとします。
これって、それぞれの子にとっても、クラスにとってもすごい成功体験です。
ですから、特別なフィードバックをして、「がんばってよかった。ぼくたちはすごいよ!」という気持ちをもたせたいものです。
そんなとき、担任の先生が褒めるだけじゃなくて、スペシャルな校長先生に褒めてもらうのです。

休み時間に校長室に行って、「校長先生、クラスの子みんなが九九を言えるようになったんです。ぜひ、特別に褒めてあげてください。お願いします。」なんて、校長先生に頼み込みます。

その上で、校長先生に教室に来てもらって、 … 続きを読む

カメラマンからフォトグラファーへ

「ポリティカルコレクトネスpolitical correctness」という概念を知っていますか。
これは、Wikipedia によると、「社会の特定のグループのメンバーに不快感や不利益を与えないように意図された政策または対策などを表す言葉の総称であり、人種、信条、性別などの違いによる偏見や差別を含まない中立的な表現や用語」となっています。

この「ポリティカルコレクトネス」の考え方によって、多くの職業名の言い換えが進められました。
その代表選手が「マン」(男)がつく職業名です。
今では、言い換えるのが世界的なルールだそうです。

例えば、ビジネスマンは「ビジネスパーソン」と呼ばれるようになっています。
また、ホテルマンも、最近では、「ホテリエ」というフランス語の言い方をするようになってきています。

私が、「えっ、これも」と思ったのが「カメラマン」です。… 続きを読む