発達障害の子、特に自閉症スペクトラム症の子が、「察する」「暗黙の了解」を前提としたやり取りが苦手です。
「語用論」を解せないのです。
では、どのようにトラブルを回避し、その子が無用な辛さを味わないようにしたらよいのでしょうか。
それは言葉をかける側が、曖昧な表現を避けて「具体的な表現」を心がけるということです。
よくもち出される例があります。
「ちょっと待っててね。」
この「ちょっと」とは、いつまで待つのでしょうか。
どこまで待つのかわからなくて、自閉症スペクトラム症の子はどんどん不安になります。
これは、「具体的な表現」をするとこうなります。
「3分待ってね」… 続きを読む