練習の途中で、教師同士で相談しない

コロナウイルス対策、及び、授業時数確保のために、運動会の規模を大幅に縮小して実施する学校が多いと聞きます。
でも、いくら規模を縮小すると言っても、練習なしで本番だけということはないと思います。
運動会の練習で、子供が集中をなくさないよう気をつけてほしいです。

教育トークライン2020年9月号で、小野隆行氏は8月号に続けて運動会・音楽会・学校行事の対応方法を書かれています。
その中で、子供達が集中をなくすのは、空白の時間が多いからだと言っています。
確かに、広い運動場や体育館で空白の時間を作ったら、あっという間に子供達はだれていきます。

その空白の時間で結構多いのが、教師の相談タイムです。
小野隆行氏はこう言っています。

「練習の途中で、教師同士が集まって相談している。その間、子供達は何もせずただ待っている。」

学年の先生が集まって、演技の体型などについて相談をします。その間、子供達はほったらかしで、おしゃべりや小競り合いが始まるのも無理がないことなのです。… 続きを読む

「カタカナタイム」

1年生の国語の学習で、「ひらがな」については、ていねいに時間をかけてやるのが普通です。
一字一字、ひらがな練習帳を使って、学んでいきます。
ところが、「カタカナ」については、イメージとして1/10、いや1/20くらいの手間暇しかかけません。十分な時間を取れないのが実情です。

ただ、子供たちの多くは、カタカナの読みについては、おおむねOKです。
それは、例えばポケットモンスターのキャラクターに親しんでいるからだと思います。
子供たちが好きなキャラクターは、カタカナの名前を持っているのです。
ですから、自然ににカタカナも覚えてしまうのだと思います。

しかし、読めるから、カタカナが書けるとは限りません。
かなりの確率で、怪しいカタカナの格好がいるのです。

ですから、時間がないとはいえ、練習の時間を取り、教師がチェックする回数を増やすことが大切です。… 続きを読む

背表紙に出席番号を書く

教科書が A 4版になり、厚くなって重くなってきています。
加えて、様々な副読本や資料集があって、教科書も含めてすべてを持ち帰るのは、合理的でなくなってきています。
このような家に持ち帰らない冊子、教室の背面にあるロッカーにまとめておくのが一般的でしょう。
では、そのまとめて置いてある冊子を、どのように取り出しているのでしょうか。

私はどうやっていたかといえば、 配り当番に配ってもらったり、置く場所をざっくりと出席番号で10冊ずつ区切っておいて、それを目安に取りに行かせたりしていました。

教育トークライン 2020年9月号のグラビアページで、千葉雄二氏が「背表紙に出席番号を書く」という記事を載せています。… 続きを読む