連想から詩を作る

一つの言葉から連想をスタートさせ、次々と連想させたものをつなげていき、そのつながりを元に詩を作るという国語の単元があります。 この連想マップづくり自体は非常に楽しく、どの子も楽しんでやります。
しかし、そこから詩にまとめていくのは難しく、なかなかできあがりません。

トークライン8月号において、松崎力氏は、このような単元をちょっと工夫して、 どの子にもステキな詩を書かせています。

ポイントは「大作主義からの脱却」「詩の構成(起承転結)を廃す」いうことです。

例えば「春」という言葉から、次々と連想されていきます。

春・桜・ピンク・かわいい・柔らか・ひらひら

春・風・あたたかい・空・青

春・菜の花・ミツバチ・黄色い畑・きれい… 続きを読む

トレーシングペーパーで「直写」しよう

植物を観察して、その育ちをスケッチさせる場面があります。
でも、こういう学習は、決まってうまくいきません。

なぜ、うまくいかないかというと、子供に「見てほしいところを見もらえないから」です。
「雌しべが真ん中にあって、周りに花粉をつけた雄しべがある」ことを見てもらえないのです。

こういう学習は、先に雄しべ・雌しべの形態や数などを学習してから、実物を見させると、「あを、そうか」と子供は納得するのだと、後になってわかりました。

ですから、私はトレーシングペーパーを使って教科書の絵を「直写」させることをかなりやっていたのです。

「直写」することによって、とってもノートはきれいになります。
「直写」した絵に、子供をとても満足します。
また、時間調整のために、直写が終わった子には、色を塗らせることもできるのです。

この「直写」は、理科だけでなぐ、社会でも使っていました。… 続きを読む

セミナーで学んだことで「問いを作り、答える」

夏休みに入って、これから様々な研修やセミナーを受講されると思います。
ぜひ、たくさんの学びを手に入れてほしいです。

しかしながら、私など、セミナーに参加して一生懸命メモしただけで満足してしまい、いったい何を学んだろうか、すっかり抜け落ちることも、けっこうありました。

しかし、セミナーに参加して、メモしただけで終わりにしない、学んだつもりにならない方法を、石坂陽氏が教育トークライン8月号において紹介しています。

実は、その方法は、サークルで石坂陽氏を招いた時の懇親会に話してくれたのですが、参加者一同びっくりの方法だったのです。

それは、

「問いを作り、答える」

ことでした。

例えば、向山洋一氏が、算数の講座において「算数は暗記教科である。」と述べています。
その時、向山氏は「算数を暗記教科として成立させる4つの条件」を紹介したのです。… 続きを読む