あるクラスの集団が乱れ、他学年とのトラブルや他の先生からの苦情が相次ぐようになってきます。
そうすると、クラスの何もかもがだめなように捉えがちになります。
100%ダメだ、です。
そして、元気なく沈んでいってしまいます。
このような状態の先生に、向山洋一氏は次のようなアドバイスをしています。
「A しばらく、ほかの子ども(まじめな子)に目を向けてみるとよいこと。」
Aの助言は、落ち込んでる気持ちを立ち直らせてくれた。
伝染病のように、いやな事件が広がりつつはあるが、思えば、クラス全員乱れているわけではない。男子にも、女子にも、真面目で優しい子はまだたくさんいてくれた。沈んでいる私の肩を、休み時間のたびに揉みに来てくれる子だって、たくさんいた。 気が付かなかったその子たちの顔が頭に浮かんだ。気をつけてみると、子どもたちの優しさに囲まれていた。… 続きを読む