中学校での試験勉強を教える

6年生も後半になってきたら、そろそろ中学校に向けて、勉強方法を教えていくことが必要だと私は考えていました。
その中の一つが、中学校での試験対策・試験勉強のやり方です。
そのやり方を、教育トークライン10月号で、林健広氏が、算数テストを例にして書いています。

林氏の例は、ドリルにあるプレテストを使っていますが、問題集にあるまとめ問題をやっているイメージです。

林氏は、ここで、三つのポイントをあげています。

一つ目は、授業の中でやり方を教えるということです。宿題にしてはいけません。

二つ目は、その試験勉強のやり方を、具体的に教えることです。
林氏は、このように書いています。

「自分でまずやってみてみる。分からない所は飛ばす。できそうなところから解いていく。」
「分からないところは、後で答えを見て、参考にする。」… 続きを読む

見えすぎてしまう「視覚過敏」

発達障害の子に特徴的な知覚過敏には、昨日紹介した「聴覚過敏」のほかに「視覚過敏」があります。
このことについても、教育トークライン10月号で、小嶋悠紀氏がふれています。

「視覚過敏」とは、見えすぎてしまう、見えて気になってしまうのです。

見えて気になってしまうことでは、例えば、黒板に置いてある黒板消しが気になって仕方がないという子がいるのです。
そして、その黒板消しを触りたくて、席を離れてしまいます。
この例は、黒板消しでしたが、他に気になることに、あらゆるものがなるのです。

見えすぎてしまうというのは、例えば、人の頭がたくさんあると気持ち悪くなると、小島先生は紹介しています。
なかなか、この感覚はわかりませんが、多くの頭が見えてしまうことが、ある種、異様な感じに見えるのかもしれません。

では、この「視覚過敏」の子に対して、どのように対策をしたらいいのでしょうか。
もちろん、教室掲示をシンプルにする、見える情報を減らすということがあります。… 続きを読む

きこえすぎてしまう「聴覚過敏」

2発達障害の子には、「知覚過敏」という特徴がある場合が多いです。
そのことを、教育トークライン10月号で小嶋悠紀氏が書いています。

普通は何でもない、ささいなことと思いがちですが、過敏に反応するのです。
そして、その反応を「わがまま」「自分勝手」と思われることもありますが、当人は非常に苦しんでいるのです。

「聴覚過敏」というものがあります。
これは「聞こえすぎてしまう」状態です。

小島氏は隣の校舎で行われている音楽・リコーダーの授業を、例にしています。
隣の校舎から聞こえてくるリコーダーの音は、普通の子は何でもありませんが、聴覚過敏の子は、そのわずかな音が、目の前でオーケストラが演奏してるように聞こえてしまうというのです。

また、水槽でメダカや金魚を飼ってポンプを使ってる時がありますが、そのポンプの音が聴覚過敏の子には、轟音に聞こえるのです。

では、どう対応するのでしょうか。… 続きを読む